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  • 2016.02.09 Tuesday
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常識はウソだらけ

ラジオ番組の書き起こし。
これまで常識とされたリサイクル、定期健診、捕鯨問題、不妊治療といったテーマを、著者と数々の“専門家”の対談で斬っていくという形。
まぁ、本のコンセプトからいってデータ的なものがほぼゼロということで、全てを鵜呑みにはできないだろうけど、「へぇ、そうなんだ」って感じの気づきはたくさん得られた。
特に不妊治療の結果の“多胎”の問題なんかはこれまで全く知らなかった話。
リテラシー能力を高めるという意味では役に立つんじゃないかと。

中国怪食紀行―我が輩は「冒険する舌」である

中国では色んなものを食う。
イヌ、ヘビ、ヤシガニ、虫の類。
お茶も食う。
肉も魚も熟鮨にして食う。
生きるということは食うことで、社会は食い物を中心に回っている。
その中国に牛肉食わせようとする人たちが。
世界はとんでもないことになってしまう予感。

ありがとう大五郎

評価:
大谷 英之,大谷 淳子
新潮社
¥ 380
(1997-03)
生まれつき両手、両足の無いニホンザルの赤ちゃん。
彼と共に暮らした家族の手記。
こうしたサルを生んでしまった環境が…とか言うメッセージを抜きにして素晴らしい本。
生きるということ、「家族」の意味。
周囲の偏見。
こんな小さな生命からも、とても大きな学びを得ることができるんだなぁ、と。

人間はどこまで動物か

いわずもがな、動物学者日高氏の手によるエッセイ集。
「人間はどこまで動物か」と題された掌編が秀逸。
私自身、実はこの本のタイトルに惹かれて買ってしまったのだが、この根源的な問いかけだと思っていた命題が、実は単なる人間の不遜な思いの表れであることが判る。
「イヌはどこまでネコか」
「クジラはどこまで動物か」
なんて問いかけは存在しない。
昔生物の教科書で見た“進化樹”の“頂点”にいると思い込んでいるヒト。
人間を、人間が定める「知性」というモノサシで、人間以外の動物と切り分けて考えてるんですよねぇ。
人間は人間。
ナマコはナマコ。
生き物としては等価値であり、機能的にもそれぞれが必要充分条件を満たしているという当たり前のことを、改めて気づかせてくれた本。

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